ダニ媒介脳炎の症状や原因は?北海道のどこの場所で被害にあった?

今回のダニ媒介脳炎は国内では2度めの発見だそうです。
一度目も、二度目も北海道で発症しているようですね。
ダニ媒介脳炎って普段聞き慣れない名前です。
ダニって言葉が付いているから大した被害ではないのかと思ったら人が亡くなるほどの症状だとは・・・
今回はダニ媒介脳炎の症状や原因、それと北海道のどこの場所で被害にあったのかを調べていきます。
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ダニ媒介脳炎の原因は?
原因はマダニ
ダニ媒介脳炎は「マダニ」というダニに噛まれることが原因です。
ウィルスを保有しているマダニに噛まれたときに感染します。
今回ダニ媒介脳炎は北海道で被害が確認されましたが、原因となったマダニ科のダニ(フチトゲチマダニ)は全国に広く分布しているみたいですね。
北海道だけでなく私達の身の回りでも起きうる被害ということになります。
これらのダニは春から夏にかけて活動が盛んなようですから、夏が終わるまでは十分に気をつけなければいけません。
また秋になるとマダニは活動できなくようなので、秋冬はマダニの被害にあうことはありません。
マダニは通常、家の中や人の管理が行き届いている場所にはほとんど存在していません。
森林や山の中や牧草地に広く生息しています。
マダニは色んな物に反応する
マダニは私達人間から発せられる二酸化炭素・匂い・体温・体臭・振動などの様々な要素に反応すると言われています。
それらを察知すると草の上などから人間に飛び降り、噛みつきます。
噛まれると大きく腫れ上がります。
日本ではほとんど例が無いが海外では頻発している
日本では今回が2例目ですが、ロシアやヨーロッパではマダニによるダニ媒介脳炎が流行しているようです。
海外で被害が多い原因は、気候の違いでダニの活動が盛んなせいだと思われます。
症状は?
上記で、ヨーロッパとロシアでダニ媒介脳炎が流行していることを解説しましたが、地域によってその症状が若干異なるようです。
ダニ媒介脳炎になった場合、ヨーロッパ型かロシア型のどちらかの症状が出ます。
それぞれを解説していきます。
潜伏期間
ヨーロッパ型とロシア型も共に、症状が現れるまでの潜伏期間が7日~14日と言われています。
今回北海道で発症したダニ媒介脳炎もそれくらいの潜伏期間だったみたいです。
ロシア型ダニ媒介脳炎の症状
頭痛・発熱・悪心などのあとに髄膜脳炎になります。このロシア型ダニ媒介脳炎になると20%ほどの確率で死に至ることもあるようです。
またもし助かったとしても神経後遺症が残るケースも多々あるようです。
助かったとしても障害が残るなんて恐ろしいウイルスです。
ヨーロッパ型ダニ媒介脳炎
発熱、筋肉痛などインフルエンザに似たような症状が現れ、これが2~4日続きます。ヨーロッパ型ダニ媒介脳炎の感染者は3人に一人が髄膜脳炎に発展し、痙攣・めまい・知覚異常を引き起こすようになります。
致死率は1~2%ほどでロシア型ほどではありませんが、かなり危険です。
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北海道のどこの場所で被害にあった?
今回北海道で40代男性がマダニの被害にあいました。
その場所は北海道のどこなのか・・・と探してみましたが、現場の特定は出来ませんでした。
ただやはりこの被害にあった男性も、草が茂ったところでマダニの被害にあっています。
全国どこでも草の茂ったところに分布しているので、そういうところには危険があると思ったほうが良さそうですね。
マダニは二酸化炭素や体臭に反応して襲ってくるので、夏はより危険度が増していると思います。
今はアウトドアも流行っていますし、小さいお子さんも引き連れて出かけることも多いので、注意を払っていきたいですね。
予防するにはどうする?
ダニ媒介脳炎はウイルスを保有したマダニに噛まれることで発症します。
マダニは森林・山の中・牧草地に生息していることが多いので、草が茂ったような場所に行く時には長袖や長ズボンを着用するのがベストです。
また夏はサンダルなど肌がでている靴を履くことも多いですから、普通の靴を履くことも忘れてはいけません。
人から人への感染はある?
人から人への感染は無いようです。
ウイルス性ですが、近くにいたり触っても大丈夫みたいですね。
ダニ媒介脳炎の症状や被害の場所まとめ
・ダニ媒介脳炎の原因はウイルスを保有したマダニに噛まれることです。マダニは草が茂っているところに全国的に分布していて、人間の二酸化炭素や汗や体臭に反応して襲いかかってきます。
・症状はインフルエンザのような状態になったあとに髄膜脳炎になることが多いです。時には死に至ることもあるようです。
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