チリ鉱山落盤事件の原因は?トイレとか食事はどうしてたの??

2010年8月5日チリ鉱山落盤事件が起きました。33人が閉じ込められるも、69日後に全員生還。
原因はなんだったのか。トイレはどうやって済ませていたのかについて調べてみました。
69日後の救出で、全員無事なんて奇跡です・・・!
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チリ鉱山落盤事件の原因は?
作業員33人が閉じ込められたのは地下643メートル。日が全く当たらない地中です。なぜそんなところに閉じ込められてしまったのか。
元々事故が起きやすい環境だった
事件の現場となったコピアポ鉱山の坑道は一本道で、迂回路や退路が設けられていませんでした。万が一、崩落を起こして一本道が塞がれてしまうと、戻ることができない作りになっていたのです。
政府は坑道の強化を要求していました。しかしそれでも構わず操業していたところ、チリ鉱山落盤事件が起きてしまったのです。
地下460メートルで落盤事故が発生。事故発生当時、坑道出入り口付近で作業していたグループは避難できましたが、坑道奥で作業していた33人が閉じ込められてしまいました。
チリ鉱山落盤事件が起こる前から被害者が出ていた
実はチリ鉱山落盤事件が起きる前から、被害者が続出していました。2000年~2008年までの間に毎年約40人、2009年には443人の被害者が出ています。
そして2010年にはチリ鉱山落盤事件です。幸い全員無事救出となりましたが、このような事件がいつ起きてもおかしくない鉱山でした。
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トイレとか食事はどうしてたの?
食事
事件発生当時、緊急用に残していた食事を食べていました。緊急食の量はわずか2,3日分。彼らは発見されるまでの2週間を、そのわずかな食料で生き抜いたのです。
48時間ごとに、マグロの缶詰をスプーン2杯、牛乳ひとくち、ビスケット一枚で2週間を過ごしました。48時間でたったこれだけの食料・・・恐ろしいですね。
発見された後は、ドリルで空けた穴から食料や生活物資が送られていました。
トイレ
地下奥にトイレはありませんので、場所を決めて破棄していました。東日本大震災が起きたときに2,3日トイレを使えなかっただけで、とても不便だったのに、69日間もまともにトイレが使えないなんて、私だったら気がおかしくなりそうです。
まとめ
- チリ鉱山落盤事件で閉じ込められた原因は、迂回路や緊急用の通路がなかったこと
- 事件現場となったコピアポ鉱山は、以前から被害者が多い場所だった
- 食事は緊急食をみんなで分け合い、2週間を耐え抜いた
- 発見されたあとはドリルで空けた穴から食事が調達された
- トイレは地下にないので、地下奥に破棄していた
地下640メートルに閉じ込められた人が、全員無事に救出されるなんて奇跡としか言いようがないですね。不衛生なトイレや、少なすぎる食事など、人間死ぬ気になればなんだってできるんだと思わされました。
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